はじめに
配管システム用の鍛造継手を指定する際、最も一般的な質問の1つは、「ASME B16.11継手をパイプサイズとスケジュールにどのように合わせるのですか?」というものです。答えは単純な1対1の変換ではありません。ASME B16.11は、ソケット溶接端およびねじ込み端を持つ鍛造継手を対象としており、圧力クラス(ねじ込み用はクラス2000、3000、6000、ソケット溶接用はクラス3000、6000、9000)で指定されています。これらのクラスは、しばしばパイプスケジュールと大まかに関連付けられますが、その関係は普遍的ではありません。このガイドでは、正しいアプローチ、確認すべき点、および一般的な落とし穴を回避する方法について説明します。
ASME B16.11とパイプスケジュールの理解
ASME B16.11は、鍛造継手、ソケット溶接およびねじ込みの規格です。定格、寸法、公差、マーキング、および材料要件をカバーしています。この規格は、他のASME B16規格およびB31配管コードと併用することを目的としています。これは設計コードではなく、継手自体の寸法および定格特性を定義するものです。
一方、ASME B36.10Mは、溶接およびシームレス鍛造鋼管の寸法規格です。さまざまなスケジュール(例:Sch 40、Sch 80、Sch 160)のパイプの外径や肉厚などの寸法を標準化しています。パイプスケジュールは、呼び径(NPS)ごとの肉厚を決定します。
継手クラスとパイプスケジュールの関係
特定の継手クラスが特定のパイプスケジュールに直接対応するというのは、よくある誤解です。たとえば、クラス3000のソケット溶接継手は常にSch 80パイプで使用され、クラス6000はSch 160で使用されると想定する人もいます。実際にはこれが当てはまることも多いですが、普遍的な規則ではありません。継手クラスは、材料と設計に依存する圧力-温度定格に基づいており、パイプスケジュールのみに基づくものではありません。実際に嵌合するパイプの寸法(外径と肉厚)は、継手のソケットまたはねじ寸法と互換性がなければなりません。
ソケット溶接継手の場合、ソケット穴は特定のパイプ外径と肉厚を受け入れるように設計されています。継手の圧力クラスは継手自体の肉厚を決定しますが、ソケットの深さと穴は標準的なパイプ寸法に合わせてサイズ設定されています。したがって、パイプの外径と肉厚が継手のソケット寸法内にあることを確認する必要があります。ねじ込み継手の場合、ねじ寸法はASME B1.20.1に従ってパイプのねじと一致する必要があります。
マッチングの実践的ステップ
- パイプサイズとスケジュールを決定する: 使用するパイプのNPSとスケジュールから始めます。正確な外径と肉厚については、ASME B36.10Mを参照してください。






